第29回 経過報告【1】

1安全の確立に向けた取り組み

  
当社で発生した事故は14件です。発生要因としては「不注意」と「無理な体勢」がほとんどで、1歩間違えれば死亡労災に繋がっていたかもしれません。これは、ひとえに安全意識の低下ではないかと思います。近年会社の安全施策は、簡略化・効率化と進化をしているように見えますが、安全施策である気がかり活動・リスクアセスメント・5S活動の形骸化の傾向が見受けられます。発生に対する分析も行われていないことから、いずれ大きな事故が発生するのではないかと危惧しています。(ハインリッヒの法則)

当社で働く全社員の安全確保と死亡労災を出さない!労働災害低減を目指し、毎月の安全衛生委員会で、感染症対策、労働災害防止策、熱中症予防、心理的要因の長期病欠について議論・検討を進めてきました。

 以前の安全衛生委員会は、産業医巡視は口頭報告だけで終わり、内容についても水平展開は無く議事録で少し触れる程度しか記載されていませんでした。毎月実施した内容は、しっかりと報告書を作成し写真を載せて伝わりやすいようにして、全現場へ周知と水平展開をするように労働組合から強く要求し変更となりました。また、職場の衛生環境確認箇所についても、職務室の湿度を計測して基準値に達していないと毎月報告を受けてきましたが、そもそも防災・管理センターにある高額な機器は湿度に弱く改善が不可能であることから、確認する箇所が正しくないことを指摘し、社員の休憩室と仮眠室を確認項目箇所に変更させました。労働組合は、安全衛生委員会を意義ある会議にするよう務めてきました。

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